Category Archives: 分類しないようなこと

あなたの欲しいもの

牛って、草食べますよね。

あんなもん、よく食うよね。

干し草はあんなにパサパサしてて、ヌカ類はあんなにコナコナしてるのに。

ヤギも喜んで走って行って、道に生えてる草を食べてる。

僕たち違う動物だから、欲しいものが違って当たり前なんですよね。

相手が欲しいものが自分と同じだったらいいんですけど、それが自分と違う時、それに気がつく事ってけっこう難しいんですよね。

自分が欲しいものをあげても、相手が欲しいものじゃないと、ただ押し付けてるだけになっちゃう。

でも動物はそのへんドライだから、分かりやすくていいですよね。

要らないものは受け取りません。笑
あ、これ違うのね。とわかる。

かといって、根に持つ事もありません。

きっとそれでいいんだろうな。
それが自然なんだろうね。

下手な気を遣ってくれるより。その方が僕も嬉しい。

ほら。

あ、たべた。

ちいさなじゅういさんへ

「おおきくなったらじゅういさんになるの!!」

「じゃあ、いっしょにしんぞうのおときいてみる?」

「うん!!」

「どきどききこえた?」

「わーどきどきしてる!!」

ちいさなじゅういさん

どうぶつをとおして

わたしたちの仕事をとおして

獣医さんに憧れてくれることは

うれしい

でもね ちいさなじゅういさん
ほんとはね
じゅういさんになんてならなくてもいいよ

まだなにも決めなくていいんだよ
まだなにも決められなくていいんだよ

あなたのきらきらした瞳で
このひろい世界で
いっぱいいろんなこと
みてきてね

そして・・・
いつかあなたの
こころを温めるような
ほんとうに大好きなものが
みつかりますように

もしもね
それがじゅういさんだったら
わたしはあなたをちゃんと待っているから

だからあんしんして

どうか思いきり羽ばたいてください

ずっとずっと遠くへ

近くて遠い、遠くて近い

育児放棄気味の山羊のお母さん

赤ちゃんはここで待ってるよ

こんなときは人工哺乳で

育児を少しお手伝い

こんなに近くにいるのにね

近くて遠い時がある

遠くて近い時もある

たどりつきたいところ

この島に来る前に、病を抱える大好きな恩師に会いに行った。

「あなたに次会える約束はできないの」と優しい声で言われたとき子供みたいに泣いてしまった。

先生の前では最後まで大人になれなかったわたし。

本当は誰とも明日の約束なんてできない。

どうぶつの命の誕生や死とともにある診療を通じていつも思うこと。

それでもなお

山羊小屋を出るとき、診療が終わったとき、最後に顔を見るときは

‘明日も元気に会えますように’

と瞬きとともに小さく祈る。

その日の夜に先生から送られた言葉。

「中略

新しい旅立ち 成功するようにお祈りしています。どこまでもご自分を信じて歩まれてください。きっと道は開かれます。そして、最後には、人のために少しだけ幸せを分けてあげてくださいな。心の母より!」

これが、最後にわたしのたどりつきたいところ。

まずは自分を信じてしっかり1人で立ちたいな。

やさしく、つよく。

牛とヤギのちから

牛とヤギ(反芻動物)は草を食べて、肉を作ります。
草はまぁ、なんでもいいんです。

重要なのは、草を肉に変える事。

ヒトは草の一部しか消化できません。
大雑把に言うと、草の汁っぽいところは利用できますが、スジっぽいところは利用できません。

サラダを食べてダイエット!できるのは、単胃動物だけなんです。

えーと、胃がひとつの動物を単胃動物といいます。ヒト、イヌ、ネコなんかです。

話を戻しますと、牛とヤギは、草を食べて太ります。草を分解して、栄養に変えて、肉になってくれます。そこまでやてくれたら、ヒトも、イヌも、ライオンも、食べて栄養として吸収できるようになるんです。

うしさんやぎさんありがとう。

牛とヤギのお話

牛は上の前歯がありません。

ヤギにも上の前歯がありません。

草が歯に挟まらないようにです。

ウソかも。。。そうかも。。。

ヤギ管理者からの

はじめて投稿です。

みなさんよろしく〜。