ヤギの診療Diary 症例37 鮫口

前回、ご紹介したむちむちの子ヤギのがんくん。

グレーがかったとてもきれいな毛色の子ヤギさんです。

産まれた時から、お口が不正咬合でした。

このように、下の顎が短い不正咬合を鮫口。

反対に、上の顎が短いのを逆鮫口といいます。

がんくんは指1本分くらい下顎が短くなっていました。

残念ながら、不正咬合は治療法がありません。

産まれてからすぐ、おっぱいを飲み始めましたが、
一緒に生まれた女の子のヤギのかんなちゃんより、
身体の成長が若干遅い感じがしました。

治療法がないので、まずはヤギの気持ちになって考えてみました。
そこで自分の下顎をひっこめてみたところ、やはりおっぱいが飲みにくいだろうなと感じ、
ゆうきさんにお願いして、補助的に人工哺乳をしてもらうことになりました。

はじめ、人の赤ちゃん用の哺乳瓶であげてみましたが、上手に飲めず、注射器のシリンジを使いお口のわきからあげるとごくごく飲んでくれました。

今後、がんくんの成長の様子を見ながらえさや草が食べにくくないかひとつづつ確認して、
食べにくそうなときは、草を短く切るなど工夫していきたいと思います。

がんくんの名前の由来は、がんばって生まれてきたからのがんばるのがんくんです。

一緒にがんばって生きていこうね、がんくん!!

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