先日、山羊の獣医師個別研修の受け入れを行いました!
今回研修に参加されたのは、
関東で小動物病院を経営されている獣医師ご夫妻です。
山羊さんをご自分で飼育されているということで、
今後地域の山羊さんの診療を受け入れたいというお話でした。
今回のヤギ獣医師研修の内容
今回の獣医師研修の内容はこちらです。
1.山羊の飼育で獣医師が知っておく届け出など
2.山羊の保定法・ロープワークの実習
3.山羊の診療
・山羊の往診時の初診症例へのアプローチ法
・身体検査・体温測定
・心臓・肺の聴診
・腹部の触診・聴打診法
4.注射法・採血法・留置針の挿入法の実習
5.経口カテーテル・経鼻カテーテルの挿入方法について実習
6.妊娠鑑定
7.質疑・応答
実際の実習風景を写真で
実際の実習風景はこちらです。
はじめに座学で山羊の診療の基本や法律のお話をしました
山羊を追い込んで捕まえる実習です
ヤギ診療のための保定法・ロープワークの実習
点滴の為の静脈留置の実習
経口カテーテル挿入の実習
妊娠鑑定の実習
削蹄の実習
山羊のかかりつけ獣医師が増えるには、小動物病院での受け入れが不可欠。より良い診療体制のために
山羊の獣医師の個別実習の受け入れを決めたのは、
山羊のかかりつけ獣医師が増えるには、小動物病院での受け入れが不可欠だと考えたからです。
また、山羊を診療する獣医さんが増えれば、
私たちも、小動物の先生や他分野の獣医さんから学ばせていただくくことができ
診療体制がより良いものになっていくのではと思いました。
山羊の診療に関わる獣医さんの仲間が増える様に今後も個別研修の受け入れをおこなっていきます。
山羊や牛の獣医師研修は・・・
宮古獣医科医院で受け付けています。
(本記事のコメントもしくは研修の案内ページからご連絡ください)
日本では山羊の診療や薬用量の専門の本が少ない。山羊の診療を始める人が学びやすいように
山羊科で診療をはじめる体制を作るまで、私ははじめ試行錯誤しました。
日本では山羊の診療や薬用量の専門の本が少ないのです。
ゆうきさんの牧場で山羊の飼養管理から学びはじめ、
家畜改良センターの長野支場の個別研修を経て、現在山羊科のある宮古獣医科医院で院長の指導の下、
現在ひとつずつ症例を積み重ねて今があります。
まだまだ自分自身、勉強の途中ですがですが、次に山羊の診療を始める人が同じ苦労をしないように自分が得てきたものは、
研修やこのブログを通して発信していきたいと思っています。
今回の実習の後、助けていただいてるみなさん、応援して支えてくれているみなさんに
これから少しずつお返ししていきたいと改めて思いました。
たくさんの恵みを私たちに与えてくれる山羊さんたちが元気に暮らせるように
みんなで力をあわせていきましょう。