山羊の人工授精チャレンジ 妊娠鑑定方法

山羊の人工授精チャレンジ 妊娠鑑定方法

今回は山羊さんの妊娠鑑定の方法をお話したいと思います。

私たちは人工授精チャレンジの時、①のノンリターン法と②の超音波検査法で妊娠鑑定をしています。2つの方法を使っている理由は、ノンリターン法の時に妊娠していても稀に発情しているように見えるときがあるためです。

①ノンリターン法

人工授精後に次の発情が再び来るかどうかで妊娠を判断する方法。

時期: 人工授精後21日前後

判定法:

発情がきた→妊娠していない
発情が来ない→妊娠している

②超音波診断法

超音波診断装置を用いて、妊娠を判断する方法

時期: 人工授精後32~50日以内

判定方法:
乳房の付け根にプローブをあてて、羊水に浮かんだ赤ちゃんを確認する。
超音波ではお水の部分が黒く移るので、黒くうつる部分を探すとその中に赤ちゃんがいます。

超音波診断超音波診断羊水と胎児の超音波画像

③触診法

後ろから腹部を抱えるように持ち上げる方法

時期:妊娠後期 妊娠4ヶ月以降
*出産の時に1番目の子山羊さんが生まれた後、第2子がいるか確認するのにも触診法は使えます。

判定方法:お腹の中の赤ちゃんの感触を感じる。
右側のお腹で胎動を確認できる

注意:流産しやすい時期(妊娠35~45日と90~115日の間)はお腹を圧迫するこの方法はしないこと!

触診

その他の妊娠鑑定方法

④超音波診断法(経膣プローブを用いる方法)

①の超音波診断法は体の外側からプローブを当てるのに対して、
経膣プローブを使用して、膣の中に挿入して診断する方法。
高い精度で妊娠を診断することができます。

⑤子宮頸管粘液法

子宮頸管の粘液は発情期、発情していない時、妊娠している時によって状態が違います。
そのため、粘液の状態によって診断することができます。
おおざっぱにはわかりますが精度はは高くありません。

⑥超音波ドプラー法

お腹の中の赤ちゃんの心音または血流音を確認する方法です。
人工授精後、60日以降で診断が可能です。

⑦血中・乳汁中ホルモン(プロジェステロン)の測定法

血中・乳汁中のホルモンを測定して診断する方法。

 

写真全て 家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影

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