獣医療は、あくまでヒトの為に
僕は、獣医療はあくまでヒトの為にあると思っています。
ヒトが幸せになる為に。
ヒトが健康である為に。
ヒトの気持ちが楽になる為に。
ヒトにやさしくする為に。
ヒトのきぼうをつくる為に。
動物の身体の専門家なのです。
動物の病気の知識を使うんです。
それをどう活用するのかは、それぞれの獣医さんに委ねられています。
例えば、
小動物の獣医さんは、「飼い主さんの気持ち」を助けています。
産業動物の獣医さんは、「畜産農家さんの収入と生活と気持ち」を助けています。
公務員の獣医さんは、「国民の食生活や健康を、伝染病や悪い微生物から守る」仕事をしています。
野生動物を診る獣医さんは、「野生動物を大切だと思う人達の気持ち」を助けています。
企業の獣医さんは、「企業活動がヒトを助ける」事を助けています。
そうして自分と、他の人を幸せにしているんです。
やりたいことが動物の為だけに偏ると、仕事で悩んでしまう
いや、獣医になろうと思うくらいだから、
大抵の獣医さんは動物が好きなんですよ。
動物の為になる事だって考えてます。
でも、やりたい事が動物の為だけに偏ってしまうと、仕事で悩みます。
自分のやりたい事と、誰かがやって欲しい事が近づけられれば、それほど悩まず仕事出来るんですけどね。
だから僕は、ヒトを助けるのが好きな人が、獣医に向いていると思っています。