山羊の人工授精チャレンジ MMNS第1クール③ ついに・・・

山羊の人工授精チャレンジ MMNS第1クール③ ついに・・・

前回の記事はこちら。山羊の人工授精チャレンジ MMNS第1クール②(発情同期化を使った人工授精プログラム)

今回は11月3日までのMMNS第1クールのまとめです。

*山羊Aちゃん
2回の発情同期化(MMNS)と人工受精をするものの残念ながら妊娠していません。
今日から3回目のMMNSをはじめました。
もしこれで妊娠しなかったら、次の方法を検討しようと思っています。

*山羊Cちゃん
1回の発情同期化(MMNS)と人工受精を実施。
今日から2回目のMMNSをはじめました。

*山羊Bちゃん
1回目の発情同期化(MMNS)と人工授精を実施。
その後、30日の妊娠鑑定(-)後に発情が見られたので、
発情同期化はしないでそのまま人工授精を実施しました。

そしてついに!!
11月3日の40日の妊娠鑑定で、妊娠を確認しました。

妊娠確認のエコー写真

人工授精チャレンジ、初妊娠!!

超音波での画像を見たとき、とてもとてもうれしかったです。

Cちゃんの分娩予定日は山羊さんの妊娠期間は5ヶ月なので、2020年の2月25日です。
このように、分娩予定日がわかるとお産の心構えができ観察ができるので、
分娩事故を減らすことに繋がります。

残念ながら、発情同期化での妊娠ではなく自然の発情での妊娠でしたが
何はともあれ、現場での凍結精液での妊娠は一歩前進。

そして、発情同期化のMMNSは、現在経過を見ながら
海外文献を調べてお薬の量を再検討したり、
他の発情同期の論文を取り寄せて新たな方法も検討しています。

全部の山羊さんが妊娠して卒業できますように。

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