山羊小屋のまわりでお花さがし
しろ、ぴんく、きいろ、むらさき
そして、あお
いろんな色のお花を
あつめて
ちいさなブーケをつくったよ
だれにあげましょう?
いま
思いうかんだ顔
きっと
あなたの大切なひとだね
わたしは
山羊さんにあげよう
たべられちゃうよ
いいの
好きだから
山羊小屋のまわりでお花さがし
しろ、ぴんく、きいろ、むらさき
そして、あお
いろんな色のお花を
あつめて
ちいさなブーケをつくったよ
だれにあげましょう?
いま
思いうかんだ顔
きっと
あなたの大切なひとだね
わたしは
山羊さんにあげよう
たべられちゃうよ
いいの
好きだから
山羊さんのうんちを見たことありますか?
山羊さんのうんちはまるいころころしたうんちです。
どうして山羊さんのうんちはころころまるいのでしょう?
「山羊さんは草を食べる草食動物」
これがこの謎を解く大きなヒントなのです!
山羊さんのごはんの草は消化しにくいので、反すうをして4つの胃を経て消化をします。
(反すう・・・一度飲み込んだ食べ物をもう一度口の中に戻してもう一度噛むこと)
この反すうをして4つの胃で消化されている間に水分がたくさん吸収されて、うんちになる頃には
水分が少ない状態になります。この状態で腸の中を動いている間に小さな固まりになります。
また、草食動物は肉食動物に比べて長い腸を持っています。
小さな固まりになったうんちは長い腸を移動しながらころころと丸くなっていきます。
丸くなるのは腸がうんちを送り出すための蠕動運動が関わっています。
山羊さんは草食動物なので、おおかみやライオンなどの肉食動物にいつでも襲われる危険性があります。
山羊さんにとって逃げるのが最大の防御なのです。
そのため、山羊さんは歩きながらうんちをします。
ころころうんちは歩きながらするのにとっても便利。
もし、ふんばってしないとねっとりとした大きいうんちでは困るのです。
しかし、動物園で暮らしている山羊さんは襲われる心配がないので
立ち止まってうんちをする山羊さんもいるそうです!
うんちだけでもその動物の生態やからだのしくみがわかるものですね。
今回の症例は14ヶ月齢の雄山羊のエイくんのお話です。
オーナーさんより、エイくんが昨日脱走して、濃厚飼料をたくさん食べてしまったという連絡がありました。
詳しくお話を伺うと、濃厚飼料を2kg食べて朝から元気がないということです。
また、朝はごはんを少ししか食べずお腹をこわしているとのことでした。
診察をしてみると・・・
熱39.5℃
心音・肺音異常なし
下痢 水様便
右側のお腹が膨らんでいる。(聴打診において右側の側けん部に金属音あり)
血糖値 55
今回の症例のポイントは、
濃厚飼料を急にたくさん食べた事と、右側のお腹が膨らんでいることです。
診察時に、聴打診といって指でお腹をはじきながら聴診すると、「キーン、キーン」
と金属をはじいた時の音(金属性反響音)が聴こえます。
この時点で3つの病気の可能性が考えられました。
盲腸拡張症は盲腸が異常に拡張したり、変位または捻転して腹痛をおこす病気です。
原因の一つに、濃厚飼料をたくさん食べること、があります。
食べ過ぎてしまった濃厚飼料は第1胃で完全に発酵されず盲腸にいきます。
すると、盲腸の動きが悪くなり、食べたものが停滞してガスが発生し、盲腸が拡張します。
山羊さんはこの状態になるとお腹がとても痛くなります。
盲腸拡張症と同じように、第4胃に食滞および発酵によるガスの発生が起こると、第4胃が拡張します。
その結果、拡張した第4胃がいつもの場所から動いて右側に移動した状態を第4胃右方変位といいます。
第4胃右方変位も盲腸拡張症と同じように聴打診において金属性反響音が聴こえます。
盲腸拡張症との違いは右側の広範囲にこの音が聴こえることです。
逃走して餌箱に入ってしまった時など、急に大量の配合飼料を食べてしまうことがあります。
この時第1胃内での異常発酵によって、第1胃内容が酸性に傾くことで胃内の微生物が死滅します。
同時に消化不良と死んだ微生物から出た毒素によって、発熱、1胃内容の流動化、水様下痢、敗血症、頻脈(ショック)などが起こります。
この時の診断は、主に飼い主からの聞き取りと上記の症状からです。
エイくんは、聴打診において右側の肋骨の後ろの上の方(側けん部)にのみ金属性反響音が聴かれました。
聴診された位置から盲腸拡張の可能性が高いですが、第4胃右方変位の可能性も捨てきれません。
また、水様性の下痢をしていることから、捻転による完全閉塞じゃないんだろうなーとは思います。
今回、捻転を起こしている可能性が少なかったのとエイくんの状態から内科治療からはじめることになりました。
※院長追記〉〉〉
ちょっと補足します。
右方変位は急性に死亡する病気ですから、開腹して胃のねじれを治さないといけません。牛だと放置すると1〜2日で死亡します。実はヤギでは経験ありませんが。知ってる方が居たら教えてください。
盲腸拡張でも手術が必要な場合もありますが、下痢で内容が排泄されているならもう少し待てます。
今回は聴診にて金属音の位置が後ろの方である事、腹部疼痛が少ない事から、ほぼ盲腸拡張だろうと予測しています。
全身症状が少なく、第1胃の状態は良くも悪くもなく、多量の水様便、というあたりから、少し前に急性ルーメンアシドーシスだったのかなと思います。
完全捻転ではなく、体力にも余裕がありそうなので、はじめは内科治療を選択します。
まず盲腸拡張を中心に治療しますが、右方変位の可能性も忘れてはいけません。
腹部疼痛が急性に進行する時は、開腹が必要になるかもしれません。またショックが起きた場合も緊急治療が必要になるかもしれないので、状態変化には十分注意していきます。
〉〉〉〉
今回おこなった治療は…
→腸内に急激に水分が奪われるので、脱水が起こります。また、死んだ微生物から毒素が放出されるので、多量の水分で毒素の排泄を促すためです。
→腸を動かして、消化不良のものを早く排泄させます。腸内の毒素を吸着する薬で、毒素を減らします。また、生菌剤で腸内の発酵を早く正常に戻します。
→腸炎による2次感染の予防、菌毒素による敗血症の予防、肝炎の予防、全身状態悪化から易感染性による感染症の予防。今回は明らかに盗み食いが原因だったので、補助的な処方になります。
次の日の診察でエイくんは順調に回復が見られたので内科治療を続けて診療を終えました。
山羊さんはわたしたち人間と消化の仕組みが違うので、
穀類など発酵の速いものを急に食べすぎるとお腹を壊してしまうんです。
脱走による盗食では、ヤギも喜んで配合飼料を大量に食べてしまう為、高確率で胃腸疾患を発症します。
逃走防止や飼料の保管方法も、健康管理の一部です。
ぜひもう一度環境を見直してみてくださいね。
今回の研修レポートは「山羊の保定台について」です。
以前、このブログでご紹介した、人工授精チャレンジでもおなじみの
「ゆうきさんの手作り哺乳ストール&保定台」を覚えていますか?
長野支場のみなさんに「すごいねー!!」と褒めていただきました。
私はうれしくなり得意気にいろいろ説明。
実際私はちょっとお手伝いしただけなのですが・・・
すると、長野支場の大ベテランのSさんが
「俺も昔、保定台をを作ったよ。一人で作業できるよ。」
「えー!!それは是非見てみたいです・・・保定台対決だ!!」
と一人鼻息荒くお願いして見せていただくことになりました。
次の日急遽「Sさん手作り保定台」を出していただきました。
じゃじゃーん!!こちらです。
素晴らしいの一言。
保定してみると山羊さんは、まったく動くことなくそして苦しそうでもありません。
山羊の体の大きさに合わせてきちんと採寸されており全部がちょうど良い。
これなら自分一人でも人工授精などの作業が出来る。
Sさんはもし私が使うなら、現場で使いやすいようにタイヤをつけて稼働式にしたり、
力がない私でも疲れないように脚を持ち上げるのを電動にしたりなどなど、
まだまだ改良出来るとお話されていました。
今回の実習では、子山羊の飼育管理などの実技に加え、みなさんと山羊について語り合った時間が
私にとって、心温まる貴重なものとなりました。
島に帰って、私もますます頑張りたい!!とたくさんのやる気をいただいて実習は終わりました。
長野支場のみなさん、そして山羊さんたち、いっぱいありがとうございました。
(写真 家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影)
今回の研修レポートは「山羊の分娩兆候」についてです。
研修期間、分娩予定日の山羊さんがいました。
分娩が近づいているサインの一つを教えていただきました。
それは、
「しっぽの横に線が見えてくる」です。
これはおそらく仙座靱帯が分娩が近づくと産道を広げやすくするために
緩んでくるからではないかと思います。
教科書にのっている「尾の付け根がゆるむ」も同じ兆候を示していると思います。
*山羊の分娩兆候のまとめ
・尾の付け根がゆるむ
(しっぽの横に線が見えてくる)
・乳房が肥大化する
・陰部の腫脹や粘液が出る
・食欲が低下する
・落ち着きなく歩き回る
・腹部が大きく膨らみ下方に移動する
私が島の山羊さんたちを見ていて、分娩前に一番感じたのは
「食欲が落ちる」ということでした。
また、牛では分娩前約24時間前に体温が0.4~0.5℃低下することが知られています。
分娩予定の7日前から、空腹時の決まった時間に1日2回体温を測定することで分娩予測ができるそうです。
私はこのことが山羊にも当てはまるのか興味があり、人工授精チャレンジで受胎させることが出来たら、
体温による分娩予測をやってみたいなと考えています。
(写真 家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影)
今回の研修レポートは、「シバ山羊ジーンバンクについて」です。
家畜改良センター茨城牧場長野支場では動物遺伝資源ジーンバンクのサブバンクとして、
シバ山羊を飼育していました。
*ジーンバンクとは
動植物の新しい品種や新しい食料の開発を行う場合、その基礎となる生物が必要となります。
そこで、その基礎資源である生物遺伝資源の収集、特性調査、保存、配布等を実施する業務の総称をジーンバンクといいます。
*シバ山羊の特徴
・長崎県西海岸および五島列島原産の日本在来種
・被毛は白色がほとんど
・雄も雌も有角
・体重は30~40kgとザーネンと比べると小型
・周年繁殖
・腰麻痺抵抗性
・性格は神経質
*感想
シバ山羊さんは小柄でとても可愛いかったです。
メルヘンに出てくる動物のようでした。
これまでは、実験動物として貢献し、小柄なため伴侶動物としても現在は活躍しているそうです。
ただ、もともとの性格が神経質というもあり、ザーネンに比べるとクールな性格に私は感じました。
(写真 家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影)
今回の研修レポートは、「子山羊の低体温」について長野支場で感じて考えてみたことです。
生まれて3日の子山羊さん
広い山羊舎にひとりぼっち。
ここでは、生まれた日齢が近いグループで山羊舎のお部屋にいます。
たまたまこの子山羊さんは出産のピークの終わりに生まれたので、
近い出生の子山羊がいませんでした。
そのため、はじめの3日間、初乳の給与が終わるまで広いお部屋にひとりぼっちでした。
でも元気いっぱい。
「気温-5℃のなか、広いお部屋に保温ランプ一つで寒くないの?
低体温にならないの?」
頭に「なぜ・どうしての」大きな?マークが生まれました。
私の住む島では、寒い冬でも気温が16℃位までしか下がりません。
しかし、子山羊の「低体温と低血糖」の症例にこの冬、何度も出会いました。
1日目の研修の報告時に院長先生にこの疑問を尋ねると
ヒントを一つくれました。
「そこに行ってヤギになってみるといいと思うよ」
そこで研修2日目に・・・
山羊の気持ちになってみる。
なるほど、なるほど・・・
空気は冷たいけど風は感じないな。
冬の島は北風がビュービュー吹いている。
風にあたるって寒いんだな。
体温が奪われる感じがするんだ。
下に敷いてある草があったかい。
この草が乾いているからいいんだな。
濡れていたら気持ち悪いよね。
もしコンクリートそのままだったら冷たそう。
ランプは小さいけど思ったよりあったかい。
ランプの下で丸くなったらなんだか眠くなってきたぞ。
しばらく子山羊さんと一緒に感じてみる。
そして、
感じたことがどんどん広がる。
ミルクの時間。
初乳をしっかり3日間1日3回飲んでいる。
これも免疫力をしっかりつけて元気でいる秘訣かな。
このミルクを出している母山羊はどんな状態だろう?
分娩前の山羊たちも搾乳している山羊たちも
みんな体がしっかりしている。
お話を聞くと、分娩前から飼料を増やしたり運動をさせているとのこと。
島に帰って、子山羊の低体温を解決するヒントがたくさん私の中に生まれました。
・・・・・
そして、
子山羊さんの部屋をそっと出る
ありがとうを言おうとふりかえる
「もう行くの?」と子山羊さん。
ああ、そうか
ごめんね
最後にひとつ
あなたのきもちをわすれてた
わたしのきもちもわすれてた
ひとりでも
だいじょうぶ
ひとりでも
いきられる
でもやっぱり
寄り添いたい
くっつきたい
自分以外に
もとめるあたたかさ
こんなあなたの気持ちをわすれてた
そんなわたしの気持ちも気づかせた
・・・・・
最後の初乳を飲み終えて
子山羊さんは
おとなりのお部屋に移動した
すぐにみんなとくっついて
すやすやと眠ってた
(写真は全て家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影)
今回のレポートは山羊さんのお灸の話です。
お灸は牛や山羊など動物たちにも治療の一環として行われています。
繁殖治療(不妊、ホルモンバランスの調整)や消化器の病気などの時に
効果があることが知られています。
長野支場では、主に繁殖治療のひとつとしてお灸をすることが多いとのことでした。
実習のときに、産後10日で陰部から出血がみられるお母さん山羊がいました。
食欲、元気もありお熱はありません。分娩後胎盤(後産)の排出も確認できているそうです。
しかし、まだ産後10日と日が浅く、後産が完全に排出されていない可能性や
子宮がまだ完全に回復していないことが考えられました。
そこで治療の一つとしてお灸を行うことになりました。
*お灸をする場所 (全部で7か所)
①最後肋骨をたどった背骨の付け根
②左右の腰角の間
③腰角と②の間 2か所
④しっぽの付け根
⑤等間隔で②と④の間に2か所
*方法
①山羊を柵などに沿わせてつなぐ
②お灸をするところに’味噌’をおく
(味噌の厚さがうすいとやけどの原因になるので注意)
③親指くらいのもぐさを置いて火をつける
(火の管理に注意!必ずそばにいること)
④もぐさが燃え尽きてもまだ中は温かくて効果があるのでしばらく待つ
⑤味噌と燃えたもぐさを取る
*感想
お灸の間、山羊さんはおとなしくしていました。ぽかぽか温かくて気持ちが良いのかな・・・
お灸中の山羊さん。
どんな気持ちですかー?
私自身もお灸を自分にしてみたいなと思いながら山羊さんを見ていました。
そして・・・
今後、治療では人工授精のときのホルモンバランスの調整や繁殖治療で
お灸を取り入れていきたいと思いました!!
(写真はすべて家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影)
今回は子山羊の人工哺乳についてレポートします。
おかえりー!!と牧場のみなさんに迎えていただき、またここに戻ってこれたうれしさで胸がいっぱいになりました。
はじめて私が「家畜改良センター茨城牧場長野支場」(以下長野支場)に伺ったのは
去年の11月でした。飼養管理や削蹄、人工授精を学ぶために個別研修で伺いました。
そのとき学んだことは今の診療のベースになっています。
そして、今回の私の目的は子山羊の飼養管理について学ぶことでした。
1月に生まれた子山羊たちとの悲しいお別れがあり、
何か改善できることがあるのかもしれないと思ったのがきっかけでした。
人工哺乳の仕方や環境、母山羊たちの状態などなど、今後のヒントになることを
見つけて帰りたい!!と意気込んで長野に戻ってきたのでした。
早速、子山羊さんたちのもとへ向かうと・・・
みるくちょうだいー!!
お腹を空かせた子山羊さんたちがたくさん待っていました。
今年は、私が実習に伺った時点で64頭の子山羊が元気に生まれていました。
今年の長野牧場の出産のピークは3月のはじめから中旬で、例年に比べて、
双子や3つ子が多く、また難産や助産は少なかったそうです。
出産や生まれた子山羊さんたちについては管理表があり、一目でわかるようになっていました。
飼育している山羊の数が多い場合このような管理表は便利で大切になってくると思います。
ここでは、生まれてすぐ子山羊を母山羊から離して人工哺乳にしています。
ミルクのあげ方は、ほ乳瓶ではなくカップを使っていました。
子山羊の数が多いので10頭一緒に飲ませられるようになっていました。
カップで飲ませるコツは・・・
「生まれてからすぐ子山羊がお母さん山羊の乳首を吸う前に、お母さん山羊から離すこと」
こうすると、子山羊たちはすぐにカップからミルクを飲みはじめるそうです。
(すでにお母さんのおっぱいを飲みはじめた場合、カップでは自分からは飲まないので
飲み方を教えてあげる必要があります。)
ミルクは生後3日目までは初乳を1日3回。
この初乳はすでにお母さん山羊たちから搾乳して凍らせてあるのを解凍してあげていました。
3日目以降は、搾乳したミルクを40度に温めて1日2回。
搾乳のミルクの量が足りないときは粉末の山羊ミルクを追加していました。
子山羊さんたちは生まれた日齢ごとにグループ分けされていて、ミルクの量も管理されています。
また、ミルクを飲んでいるときは、健康チェックの時間でもあります。
飲む量や、お尻のまわりをみて下痢をしていないかなどを確認しました。
ミルクを飲んだ後は外の運動場へ。
人工哺乳で育てるととっても人に慣れるので・・・
こんな風に私が走るとみんなついてくるのでした!!
子山羊たちは昼間の間はここで遊んだり、くっついてお昼寝をしていました。
*感想
・ミルクの温度はとても重要。
(ミルクの温度が下がると飲まない子山羊さんがいました。温め直してあげるとしっかり飲みました)
・子山羊の数が多い場合、ほ乳瓶の人工哺乳よりもカップの哺乳の方が簡単にできる。
・人工哺乳は健康状態がよくわかる。
(ミルクを飲む量が把握でき、飲んでいる時にその子の様子を観察できる)
・人工哺乳をするとよく人に慣れる。
(その後の管理や病気になったときの治療がしやすい)
長野支場では子山羊の数が多いにも関わらず、下痢や肺炎など体調を崩している子山羊が少なかったことに私はとても驚きました。今回の実習で学んだ子山羊の人工哺乳や初乳の給与、飼養管理を今後、島に帰って活かしていきたいと思います。
<写真と映像は全て「家畜改良センター茨城牧場長野支場にて撮影>
あったかーい南の島から、まださむーい長野県へ。
明日から家畜改良センターで、
子山羊さんの育成管理の勉強を2日間します。
到着してひとまず、ふれあい牧場の山羊さんたちにご挨拶。
お久しぶりー。
私にはホテルから歩くこの改良センターまでの道のりが夢のよう。
図書館→美術館→ヒマラヤ杉の並木道→山羊牧場
あー。好きなものばかり。
改良センターの建物も昔の木造のものが残っていて素敵なのです。
そして、なにより実習のお楽しみは現場でお仕事してるスタッフのみなさんにお会いすること。今回の実習は2回目で、初めて伺ったとき、本当に皆さんの温かさに心がいっぱいになり実習を終えたのでした。
山羊さんが繋いでくれたご縁に感謝して、明日から勉強頑張ります。
島で待ってる山羊さんたちの健康に少しでも繋がりますように。