山羊の人工授精チャレンジ しろちゃん自然周期人工授精③
前回のしろちゃん人工授精チャレンジの結果報告です。
前回の記事: 山羊の人工授精チャレンジ しろちゃん自然周期人工授精②
3月4日に人工授精をしてから40日目の妊娠鑑定を行いました。
妊娠していますように!!とエコー開始。
エコー検査など、妊娠鑑定方法などはこちらの記事をどうぞ。
山羊の人工授精チャレンジ 妊娠鑑定方法
結果は・・・
羊水に浮かぶ赤ちゃんをエコーで確認できず・・・
残念ながら、今回も妊娠していませんでした。
わたしはがっくり…自然周期で妊娠を確認したかったな。
でも!!落ち込んでいても、何もはじまらないので、
急遽、その場で院長先生とゆうきさんと作戦会議。
そして、基本を一つずつ見直していくことになりました。
人工授精の基本を見直し
・凍結精液の性状を確認する
→凍結精液の精子の活性を確認する。
精液の性状について、詳しくはこちら。
山羊の人工授精チャレンジ ~精液の性状~
・人工授精をする山羊の数を増やす
→もしかしたら、しろちゃんが妊娠しにくい山羊さんの可能性がある。
出産後60日経過して、人工授精にチャレンジが出来る山羊さんたちがいるので
しろちゃんと一緒に発情の誘起、同期化して数を増やしてチャレンジする。
・液状精液を作成してみる
液状精液は1発情あたり60~70%の受胎率があり、凍結精液は20~30%と低い。
そのため、受胎率の高い液状精液の人工授精から試してみる。
・ホルモン剤による発情の誘起・同期化を行う
わたしの住む地域の山羊は雑種が多く、緯度が低いためはっきりとした繁殖シーズンを持たない
山羊さんもいる。しかし、出産は1月~3月が多いのでザーネン種と一緒で、
9月~11月が繁殖シーズンとしている山羊さんが多い。
そのため、非繁殖シーズンである今、ホルモン剤による発情の誘起が必要になる。
まだまだはじまったばかり。
やれることはたくさんあるので、心折れずにがんばろう!!